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ヴォーカリスト Lino(リノ)|周南市観光大志

ヴォーカリスト Lino(リノ)|周南市観光大志
01.Lino(リノ)

1979年、岩国市生まれ。2015年3月に転倒による頭の負傷がきっかけで、脳梗塞やくも脳出血などを発症する危険性がある原因不明の脳血管疾患「もやもや病」(指定難病)が見つかる。「今生きていることは当たり前じゃない」と痛感したことから、「やりたいことを思い切りやって生きたい」と歌手になることを決意。その後、2015年10月、初めてのステージでオリジナル曲「愛しいキミへ 〜stay by my side〜」を披露。現在は、歌手、ラジオパーソナリティ、テレビリポーターなど幅広く活動するほか、ライブ配信アプリ「Pococha」でも活躍中。2020年8月から周南市観光大志を務める。

02.モノとコト

立ち上がる勇気をもらえる応援ソングたち

 

Keep on shining 明日へ

届けたいこの想い

信じて進めこの道を

叶えるために

 

(作詞・作曲Lino/シングル・2018年3月/「Keep on shining 〜共に〜」より)

応援ソングや気持ちに寄り添うものが多いLinoさんの曲。この「Keep on shining 〜共に〜」もその一つで、最もリクエストが多く、カラオケ「JOYSOUND」にも収録されている、いわばLinoさんの代表曲だ。

Linoさんの曲作りは独特で、「真っ白な紙に思いつく言葉を書き出し、連想ゲームみたいに歌詞を綴っていく」そうで、「Keep on shining 〜共に〜」は、なぜ歌手になろうと思ったのか、これからどうしていきたいのかなど、自分の中にあった想いを書き出して作ったものだという。完成した歌詞からは、「みんなにも一歩を踏み出して欲しい、明るい未来を描いて欲しい、そして、私も夢に向かって進み続ける」、そんな想いが伝わってくるようだ。その歌詞が明るく耳馴染みのいいメロディ、やさしく伸びやかな歌声に乗って届くのだから、人の心をゆさぶるのは当然だ。

東京ヤクルトスワローズ30番・西田明央選手登場曲「OUR HERO 〜勝利への道〜」、芝田山元力士・若乃島引退応援ソング「明日への笑顔」など、他にも数々の名曲がLinoさんによって生み出されてきた。Linoさんの曲を一度聴いてみたいという方は、公式ホームページへアクセスを。きっと前に進む勇気がもらえるはず。

現在、来年春に発表予定の新曲作りに励むLinoさん。Linoさんの曲といえば「アップテンポの応援歌」という印象が強いが、今後は、これまでとは少し違う曲調にも挑戦していきたいという。どんな曲が生み出され、どんなLinoさんに出会えるのか、リリースが待ち遠しい。

 

地元山口を盛り上げたい!Yamaguchi盛り上げようプロジェクト」

デビュー5周年を記念し、2020年11月22日に米泉湖ビッグウイングで記念イベント「Yamaguchi盛り上げようプロジェクト NANA NO MOE」を開催したLinoさん。もともとは周南市文化会館大ホールでの開催予定だったが、コロナ禍の影響により米泉湖へと会場を移したそう。このイベントには大徳山太鼓「回天」保存会をはじめ、よさこいの「周防紅華連」、熊毛北高校、桜ヶ丘高校アーティストコース、ダンスグループ「STREET DANCE STUDIO J.FELLOW」と、Linoさんと縁のある地元の人たちが出演。その目的は、地域で頑張っている人たちの発表の場や、子どもたちにとって貴重な経験となる場を提供したかったからだという。「全ては地域を盛り上げるために」と入場は無料。開催費用はクラウドファンディングで調達した。「私の5周年記念イベントでも、どうせならお互いに高め合えたり、それぞれにメリットのあるイベントにしたかった。経験だったり、メンバー募集だったり、ファン同士の交流だったり。私、自分だけが得をするのはイヤなんです(笑)」とLinoさん。現在は「Yamaguchi盛り上げようプロジェクト NANA NO MOE 2021」の開催に向けて準備中。当初は9月18日を予定していたが、コロナ禍を考慮し、2022年3月20日(日)に延期した。詳細は公式ホームページにて。

 

山口県内外で「命の大切さ」を伝える講演活動

難病「もやもや病」が見つかったことがきっかけになり、自身の人生を見つめ直し、歌手という道を選択したLinoさんは、命の大切さを伝える講演活動を山口県内外で展開している。「例えば、もし自分の命が残り5年だと知ったら、今と同じような生き方は絶対にしないはず。一日一日を大切に過ごすはずだし、やりたいことをやるはず。どんなに健康でもいつ何が起こるかはわからないから、その『もし』を想像することで、生きていることが尊いことだと気づいてもらいたいし、毎日を一生懸命生きてもらいたい。そのためにあちこちで講演を行っています」とLinoさん。途中で歌を挟みながら講演するLinoさんのスタイルは、小学生にも大好評。「今生きていることは当たり前じゃない」ことを一人でも多くの人に伝えるため、Linoさんの講演活動はこれからも続く。

 

リアルタイムでつながれるライブ配信

コロナ禍により思うようにライブが開催できなくなったLinoさんは、新たな活動としてライブ配信をスタート。「とにかく何かしなければ」と始めたこのライブ配信だが、今ではLinoさんの活動を支える大きな柱となっている。「私の曲は自分の経験や感じたものからできているから、話をしながら聴いてもらった方がより心に響く。ライブ配信は直接会うことこそできないけれど、リアルタイムでつながっていられるから、私とはとても相性がいい。時には一緒に笑ったり、時には一緒に涙を流したり、そんな時間を共有することで、曲への理解はずっと深まり、心からのファンになってもらえる。ライブ配信のおかげで関西や関東の方にも応援してもらっています」とLinoさん。ライブ配信をきっかけに、Linoさんの活動の場は全国へと広がった。これからの活躍がますます楽しみだ。

※ライブ配信の詳細は公式ホームページをご確認ください

03.インタビュー

地元は岩国市、歌手としての地元は周南市

「『Lino』は『光る、輝く、結ぶ、編む』という意味をもつハワイ語です。ずっと輝いていたいという想いから付けました。」

歌手活動をする際の名前の由来を教えてくれたLinoさん。なぜハワイ語なのでしょう。その答えは、歌うことの楽しさを改めて知ることになった、周南市新町の「フォーク酒場 きっちんCohachi」との出会いにありました。

歌手になる前の2014年12月、Linoさんがたまたま知人に連れて行ってもらった「きっちんCohachi」は、壁にギターやウクレレがかけられているいわゆるフォーク酒場。音楽好きが集い、ギターを片手に歌う人もいれば、ウクレレで陽気な音楽を奏でる人もいる、そんなアットホームな雰囲気のお店です。「ウクレレは簡単だから」と勧められ、常連客から弾き方を教えてもらったLinoさんは、なんと30分で簡単な曲をマスター。そしてすぐにウクレレで弾き語りができるようになりました。

やがてLinoさんは「きっちんCohachi」のママや常連客とすっかり顔なじみになり、いつしかみんなの前で歌を披露するのがお決まりのパターンに。ある時、「ウクレレシンガーとしての名前をつけたら?」と言われたことがきっかけとなり、ウクレレがハワイの楽器であることから、ハワイ語の「Lino」を名乗ることになったのでした。

「地元は岩国市ですが、『歌手としての地元』は歌うきっかけをくれた周南市なんです。もし『きっちんCohachi』に行かなければ、ウクレレシンガーLinoは生まれていなかったし、そうなればヴォーカリストLinoも誕生しなかった。だから、周南市は私にとってとても大切なまちなんです。」

当時は趣味で歌うのが楽しいだけで、歌手になろうとは思っていなかったLinoさん。なぜ歌手になる道を選んだのでしょうか。

 

難病がきっかけで歌手になることを決意

会社勤めをしていたLinoさんは、2015年3月に職場の階段で転倒。それがきっかけで原因不明の脳血管疾患「もやもや病」(指定難病)が見つかりました。

「いつ脳梗塞や脳出血が起きてもおかしくない病気と言われ、ものすごいショックを受けました。生きていることは当たり前のことじゃないんだと痛感しましたね。そして、これがきっかけとなり、自分が本当にやりたことって何なんだろうと考えるようになりました。」

「もしかしたら、明日尽きてしまう命かもしれない」、そう思った時、Linoさんは「歌を歌って生きていきたい」と強く思ったそうです。そして、Linoさんが出したのは「歌手になる」という答え。その後、2015年10月に初めてのステージを踏み、オリジナル曲「愛しいキミへ 〜stay by my side〜」を披露。そこから現在に至るまで、「ヴォーカリストLino」として活動を続けています。

 

子どもたちが証明してくれた「夢は叶えられる」ということ

歌手活動を展開する中で、印象的だったできごとを尋ねると、小学5年生の女の子たちのエピソードを聞かせてくれました。2018年7月、Linoさんは広島県庄原市東城町のお祭りにゲストとして出演。ステージを終えた後、小学5年生の女の子たちが駆け寄ってきたそうです。

「歌に感動した、歌に元気をもらったと感想を伝えてくれただけでなく、『またLinoさんに来てもらうにはどうしたらいいの?』って聞いてくれたんです。ものすごく嬉しかったですね。」

Linoさんは子どもたちにプロフィールを渡し、「大人の人にお願いしたら、もしかしたら呼んでくれるかもしれないよ」と伝えたそうです。すると、1ヵ月も経たないうちに庄原市から「10月のイベントにまた来てくれないか」というオファーがあったのです。何と子どもたちはLinoさんを呼ぶために学校の先生に相談し、先生のアドバイスのもと役場の支所を訪ね、「Linoさんを呼んで欲しい」とお願いしたそうです。そして、イベントの当日、Linoさんはまた驚くことになります。

「歌い終えた後、サプライズで女の子たちがステージに上がってきました。その時に、花束とお手紙とファイルを渡されたのですが、そのファイルを見てびっくり! 『行動ノート』というノートのコピーがファイルされていたのですが、Linoをイベントに呼ぶための行動計画が子どもの字で書かれていたのです。ああ、こんな幼い子どもたちでも夢を叶える手順を知ってるんだ…と思いました。と同時に、行動すれば夢は叶えられるということを子どもたちが証明してくれたと思ったんです。」

このできごとをきっかけに歌が人を元気にできることを改めて実感したLinoさんは、それまで以上に誰かのために、地域のためにできることを意識するようになりました。また、限りある命の中で精一杯に生きること、夢を叶えるために行動することの大切さをもっともっとたくさんの人に知ってもらいたいと思うようになったといいます。

 

歌を通じて周南市を盛り上げ、人と人とをつなぎたい

2020年11月、Linoさんは米泉湖ビッグウイングで自身の5周年記念イベント「Yamaguchi盛り上げようプロジェクト NANA NO MOE」を開催し、見事成功をおさめました。

「自分の5周年記念イベントですが、地域で頑張っている人たちの発表の場や、子どもたちにとって貴重な経験となる場にしたかったので、よさこいチームや和太鼓チーム、周南市の高校生も一緒になってステージを創り上げました。私を媒介に出演者はもちろん、見に来てくださった方たちもつなぎたい…、そんな想いをカタチにしたステージでした。」

 

このイベントを通じて、Linoさんは周南市の人たちとより一層つながりが深くなったといいます。

「周南市の人を歌で元気にしたり、周南市の魅力を市外・県外に発信したり、市外・県外から観光客を呼び込んだりと、歌手として活動する私だからこそ、地域に貢献できることがあるはず。ヴォーカリストLinoを生み、育ててくれた周南市に少しでも恩返ししたいです。」

移動中に眺める周南市の工場夜景が大好き

周南市でLinoさんが好きな場所を尋ねてみると、「工場夜景」との答えが。そのあまりの美しさに「『えんとつ町のプペル』の元になった夜景と言われてます」とTwitterで紹介したところ、原作者にリツイートしてもらえたそうです。

「新幹線での移動中に眺めるキレイな工場夜景にいつも癒されています。帰って来たときは安心感を、県外に出て行くときは励まされているような感覚になりますね。最近では、徳山駅前のにぎやかな様子もいいなと思って眺めています。着々と開発が進み、周南市が元気になっていくのが伝わってきます。」

10月17日、Linoさんはその徳山駅前賑わい交流施設でライブを開催。たくさんの人が足を止め、Linoさんの伸びやかな歌声に聴き入っていました。

「大好きな場所でライブができ、本当に感謝です。日頃はライブ配信で楽しんでくださっている方たちに生の歌声を届けることができたのも幸せでした。このライブによってほんの少しでも周南市が元気になってくれていたら嬉しいです。長引くコロナ禍の影響でなかなかライブ開催が難しい状況ですが、これからも細心の注意を払いながら、みなさんに歌をお届けできればと思います。」

 

次のイベントは、2022年3月20日(日)、「Yamaguchi盛り上げようプロジェクト NANA NO MOE 2021」を予定。当日、和太鼓チームの一員としてその腕を披露するために、現在、猛特訓中だそうです。

 

もっともっと若者に興味を持ってもらえるまちに

最後に、これから周南市にどんなまちになって欲しいかを聞いてみました。

「地元を好きな人がもっと増えることを願っているので、そのためにはもっともっと若者に興味を持ってもらえるまちにすることが大切だと思います。例えば若い子たちを巻き込めるようなイベントを開催したり、逆に若い子たちがやりたいというイベントをみんなで応援したり。それを実現するために、私はいろんな場面で周南市の魅力を伝えたり、周南市のミュージシャンたちをつなぐ役目を果たしたり、歌手だからこそできることを積極的にやっていこうと思っています。」

 

周南市と周南市の人たちに歌手として育ててもらったというLinoさんは、周南市での全ての出会いに感謝しているといいます。そして、「Lino」という名前の通り、出会う人々を結び、輝かせています。全国に、世界へと羽ばたくヴォーカリストLinoの今後に乞うご期待!

04.関連リンク

記事:藤井 香織 / 写真:嶋畑 勤
執筆時期:2021年10月
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