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大田理裟(スポーツクライマー)

01.プロフィール

1993年1月27日生まれの山口県出身。出身高校は、周南市内にある山口県立新南陽高等学校。
国内外で活躍するスポーツクライマー。
競技歴
2009-2012 JOCジュニアオリンピック大会 4年連続優勝
2014 リードジャパンカップ優勝、アジア選手権 準優勝
2015 ワールドカップフランス大会 5位、世界ランキング8位!
2016•2017 リード日本選手権 準優勝
大分国体からリード 5回•ボルダリング4回 優勝

02.モノとコト

スポーツクライマー大田理裟誕生のきっかけ
子どもの時から家の庭の木に登ったり、アスレチックでも高い所に登って頂上から手を振ったりと、幼少期からの高い所が好き!なエピソードを語ってくださった大田さん。そんな大田さんが本格的にクライミングを始めるきっかけとなったことがあったのは中学2年生の時。当時、周南市内にある山口県立新南陽高等学校の教師で、登山部の顧問でもあった大田さんの父から、「クライミングに向いてるんじゃないか?」と言われたことがきっかけなんだそう。
「新南陽高校に進学したのもクライミングを高校の部活動として続けるためですね。」と、当時の思いを回想します。

3歳から中学1年生まではクラシックバレエを習っていたそう。
「中学校に入学してすぐの時はテニスのユニホームに憧れてソフトテニス部に入部したりもしたんですけど、球技が苦手でしっくりこなくて…結局試合に出る前に1年で辞めちゃいました。他には水泳、習字、そろばん、囲碁もやりましたね!」
とにかく好奇心旺盛な大田さん。興味のあるいろんなことに果敢にチャレンジする性格ですが、どれもあまり長続きせず・・・。
そんな中でも、唯一続けていたのがバレエだとか。
しかしクライミングに出会ってからはクライミングの虜に。「クライミングは飽きずにしっかりと続いています。」と照れ笑いしながら語ってくださいました。

 

クライミングの申し子
中学2年生から約15年間続けているクライミング。飽きたことは一度も無いそう。
「高い所が好きということも大きいですが、クライミングを始めた直後に12メートルの壁をいきなり登ることができたんです。それでクライミングが自分に向いてるなと思うようになって楽しく続けてこれましたね。」
今も登頂できた時の達成感や、高い所から周りの景色を見渡した時の気持ちよさがモチベーションの向上に繋がっているそうです。

競技性の高いスポーツクライミングとは別に、岩をよじ登るロッククライミングもするという大田さん。なんと、岩場を200メートル登った経験もあるそう!
「なんなら東京タワーも登り切れると思ってます(笑)」と余裕の笑み。
ちなみに、周南コンビナートの象徴とも言える煙突は、高さ200メートル。これも「スマホの厚さ程度の引っ掛かりがあれば登れると思います!今いるこの新南陽高校の校舎も登れるなと思ってますし、暇な時とかについ登れそうな所を探しちゃうのは職業病ですね(笑)」と、皮の厚くなった手を見せながら語ってくださいました。

 

落ちてしまった場所が、自分の超えるべきライン
「クライミングは自分の成長がすごく分かりやすいスポーツなんです。昨日と同じ課題を登れば、昨日自分が落ちてしまった所が今日の自分が越えるべきラインとして明確に見えますし、そのラインを超えることで以前の自分よりも成長できたことを実感でき、その成長を感じるのが楽しくてもっと頑張ろうって思えますね。」
クライミングの難しいルートを攻略するために、1年、2年かけて熟考することもあるとか。日々のトレーニングを経て出場した大会でゴールを掴んだ時の達成感は、きっと何物にも代えがたいものでしょう。

 

日々のトレーニング
もし、厚さ3ミリのホールドを掴み損ねた時は、そのホールドを掴むため、同じ厚さのホールドを使って懸垂をしてフィジカルを鍛えます。
大田さんが現在メインで取り組んでいるのは「リード」という種目。リードとは、高さ15メートルの壁を6分の制限時間の中で、ロープをかけながら登っていく競技のこと。ボルダリング種目を短距離走だとすれば、リードは持久走。体力を温存しながら15メートルを登っていくためのイメージトレーニングを日々大切にしているそう。
上を見上げ、自分が登る道のりをイメージした後に、真剣な眼差しで壁に向かっていく大田さんの姿がとても印象的でした。

03.インタビュー

周南市の思い出
酒井:
ここからは大田さんの周南市での思い出などを伺っていきます。
まず、今インタビューをさせていただいているこの新南陽高校で思い出深い場所はありますか?

大田:
何と言っても体育館ですね!朝も夜も練習してましたから誰よりも体育館にいた自信があります!
もう登ることに慣れ過ぎて逆に普通に平地を歩く方が疲れたりしてました(笑)

酒井:
登るより歩く方が疲れるというのはさすがに共感できないです!(笑)
でも、それほどまで練習していたから、今の大田さんの実績があるということですね。
学校以外で印象深いスポットや経験はありますか?

大田:
高校生の時に国体で優勝したことでJR徳山駅前で行われた冬のツリー祭りのステージに登壇させてもらえたことがあって、私にとって大勢の人の前に立つというのはその時が初めての体験だったんですけど、たくさんの皆さまの応援してくれる声が、凄く嬉しかったのを今でも覚えています。
イルミネーションで駅前の通り全体がキラキラしていたのもすごく美しくて、その光景とセットですごく記憶に残っています。

酒井:
情景が思い浮かぶお話ですね。
今でも駅前の通りは、毎年クリスマスシーズンのイルミネーションは続いてますので、ぜひまた当時のことを思い出しに見に来てください♪

 

周南市を離れて気づいた周南市の魅力
酒井:
周南市を離れてから気づいた周南市の魅力はありますか?

大田:
周南市を離れて改めてすごいと思ったのは、やっぱり工場夜景ですね。
遠征の帰りに新幹線の窓から工場夜景が見えると、この景色は周南市ならではだなって思いますし、周南市に住んで居た時に、毎日のように見ていた工場の灯かりは今でも心を穏やかにしてくれますね。

酒井:
実は私も一時期周南市を離れていたんですけど、帰省する時にはいつも工場夜景を見て地元に戻ってきた安心感を得ていたので、大田さんも同じような気持ちを持っていると知れて嬉しいです。

 

こころがつながった瞬間
酒井:
それでは最後の質問です!
今周南市が掲げているキャッチコピーが『ここから、こころつながる。周南市』なのですが、大田さんの中で「こころがつながった!」と感じたエピソードはありますか?

大田:
クライミングは個人競技なので大勢の人と気持ちを分かち合うっていうことがあんまり無いんです。
でも高校2年生の時にクライミングの日本代表に選出されて世界大会行きが決まった際、地域の方や周南市の企業の方々が後援会を立ち上げて壮行会を開いてくださり、何十人もの人が応援の言葉を掛けて大会に送り出していただきました。
さっきお話ししたツリー祭りの時にも感じたことなんですけど、直接声援を届けていただき、沢山の人とこころがつながり、うれしさや安心感を感じることができたと思っています。

酒井:
素敵なエピソードをありがとうございます。
常に努力を続けてこられた大田さんだからこそ生まれた素敵な瞬間ですね。今は、コロナ禍で大変な世の中ですが、大田さんのひた向きな姿に多くの方が勇気づけられていると思いますし、私もいつか大田さんの試合で直接声援を送ってこころつながりたいです。
大田さん、今日はありがとうございました!

04.関連リンク

記事:酒井 菜奈 / 写真:川上 優
執筆時期:2021年9月
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