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周南市体育協会 女性スポーツ委員会|守田 真希さん・森脇 美菜さん

働く場所に周南市を選び、女性のスポーツ環境向上のためイベントやYouTube動画制作などに取り組む二人。

周南市体育協会 女性スポーツ委員会|守田 真希さん・森脇 美菜さん
01.ヒト

守田真希さん(左)と森脇美菜さん(右)

守田真希

1991年、下松市生まれ。徳山高校を卒業後、福岡県の大学へ進学。福岡県で3年間、会社員として働いた後、スポーツに関わる仕事をするためにUターンして周南市体育協会に入職。現在の主な仕事は、キリンビバレッジ周南総合スポーツセンターの管理業務。女性スポーツ委員会の一員としてさまざまな取り組みも行う。小学2年生から高校まではハンドボール、大学ではラクロスと、プレーヤーとして長くスポーツに関わってきた。

森脇美菜

1993年、山口市生まれ。地元の高校を出て、佐賀県の大学へ。卒業後はUターンして大学の事務職に従事。4年勤めた後、スポーツ関連の仕事をしたいと転職を決意し、たまたま求人のあった周南市体育協会に入職。現在は、主にグラウンドや野球場、陸上競技場など屋外施設の予約管理を担当。女性スポーツ委員会の一員としても活躍。これまでにプレーヤーとして、ミニバスケットボール、ソフトボール、ハンドボール、サッカーを経験。

02.モノとコト

女性のスポーツ環境を良くするために

周南市体育協会女性スポーツ委員会(以下:委員会)が立ち上がったのは、今から3年前の2019年のこと。周南市だけでなく、山口県、全国、世界において、スポーツ界の女性人口が少ないという現状から、女性のスポーツ参加(参画)を促すために設立されました。現在、在籍する委員は周南市在住アスリートを含む9名で、スポーツを愛し、スポーツで周南市を盛り上げたいと考えている人で構成されています。女性のスポーツ環境をより良くするために、日々さまざまな活動を行っています。

「女性は結婚や出産を機に、スポーツから離れていく人が多い。競技から遠ざかったり、観戦さえも気軽にできなかったり。女性も生涯を通じてスポーツが楽しめたらいいのにとずっと思っていました。競技はしなくてもいいから、せめて、スポーツを支えたり、観戦したりする環境は整えたい」。そう話してくれたのは委員会の一人、守田真希さんです。守田さん自身も子どもの頃からスポーツに親しみ、高校時はハンドボールでインターハイに出場した経歴の持ち主。スポーツに関わる中で、「続けたいのに、続けられない」とジレンマを抱えている女性を数多く目にしてきたそうです。

守田真希さん

イベントの開催で「女性×スポーツ」を考える機会を提供

委員会では、女性のスポーツ環境の現状や課題について一人でも多くの人に知ってもらうためのイベントを2019年に初めて開催しました。その名も「女性アスリートの為のキャリアアップセミナー」。例年10月の第二月曜日の祝日「スポーツの日」に合わせ開催した記念すべき第1回目は、山口銀行のハンドボールチーム「YMGUTS(ワイエムガッツ)」、山口県の女子実業団バドミントンチーム「ACT(アクト) SAIKYO(サイキョー)」、山口県長門市を本拠地とする女子ラグビーチーム「ながとブルーエンジェルス」で活躍する現役女性アスリートを招き、パネルディスカッションを実施。女性ならではの悩みやライフプランニングなどリアルな声が届けられ、来場者からの反応も良好でした。この成功体験から、メンバーたちは活路を見出し、次なるイベントに向け準備を進めます。しかし、2020年、新型コロナウイルス感染症により、世の中は一変。人を集めることができなくなり、イベントの開催が難しくなりました。「コロナ禍の到来は、委員会を設立して間もなくでした。初回のイベントに手応えを感じていたのに、別の方法を考えなければいけなくなりました」。

女性のスポーツ環境についてYouTube動画で発信!

イベント開催が難しくなった現状を受け、委員会は新たな取り組みとしてYouTubeによる動画配信をスタート。チャンネル名は「公益財団法人周南市体育協会」。動画の内容は、山口県にゆかりのあるアスリートやスポーツ関係者へインタビューし、スポーツの魅力や女性スポーツの現状、新型コロナウイルス感染症対策として競技・団体で工夫している点などを語ってもらうというものです。もちろん、インタビュー内容はお迎えするゲストによって変わり、ゲストの競技種目に応じた興味深い内容でお届けします。初回の配信は、2020年10月、周南市出身でYMGUTS(ワイエムガッツ)の東佑(ひがしゆう)三(ぞう)監督にハンドボールの魅力や監督としての意気込みなどを聞き、貴重な話が満載の1本となりました。「YouTube配信は初めての試みでわからないこともたくさんありました。どんな機材が必要なのかもわかりませんし、動画の編集もしたことがありません。たくさんの人に助けてもらいながらようやく配信に漕ぎ着けました」と話してくれたのは、委員会メンバーの森脇美菜さん。守田さんと一緒にYouTubeプロジェクトを支えています。配信ペースは原則月に1回とし、2022年3月時点で19本の動画がアップロードされています。

森脇美菜さん

視聴者の声が届き、全国に発信していることを実感

「コロナ禍にあってもどうにか情報を発信し続け、女性のスポーツ環境の向上に努めたい」という思いで継続している動画配信ですが、反響を知る一つの重要な手立てである視聴回数がなかなか伸びません。「本当に意味のある取り組みなのか?」、そのモヤモヤを解消してくれたのは、福岡県のとある中学校から受けた問合せでした。「2021年2月に配信したブラインドマラソンランナーの道下(みちした)美里(みさと)さんのインタビュー動画を、授業で使わせてほしいと連絡があったんです。私たちの動画がきちんと見られていることに感動しましたし、YouTubeなら全国に届けることができるんだと実感しました。私たちにとってものすごく励みになる出来事でした」と森脇さん。この一件をきっかけに、メンバーたちは自分たちのYouTubeチャンネルを知ってもらうことにも力を注ぎ始めます。「若いメンバーが加わったということもありますが、活動を発信するSNSを増やしました。以前はブログとFacebookのみでしたが、Twitter、Instagramもスタートするなど、現在は積極的に活用しています」。

 

目標はチャンネル登録者数を増やすこと!女性のスポーツ環境の向上につなげたい。

委員会が目指すのは、あくまで女性のスポーツ環境の向上。そのための一歩として、YouTubeのチャンネル登録者数を増やすことを目の前の目標としています。「スポーツに関わるいろんな人に会ううちに、周南市や山口県にはこんなにすごい人がいるんだと知り、それをきちんと市民や県民に伝えたいと思うようになりました。知らないままだなんて、もったいないです」と守田さん。森脇さんは「すごくいい話をたくさんしていただいています。1本の動画の長さを15分程度としているので、カットしている場面があるんです。いずれは協会のホームページを作ってフルバージョンを公開したいと思っています」と話してくれました。YouTubeの視聴回数の上昇とともに、女性スポーツ委員会の活動ももっと知られていくことでしょう。

今後は、YouTubeによる動画配信と、新型コロナウイルス感染症対策を徹底したうえでのイベント開催の継続のほか、スポーツ大会開催時における託児所の設置や、中学生や高校生に向けて女性の生理のコントロールについて学べる講習会の開催も検討中だそうです。

03.インタビュー

守田「周南市は青春のまち。悔し涙を流したこともあります(笑)。」

森脇「移住して2年。家を建てて永住するのが目標になりました。」

 

守田さんはお隣の下松市から車で15分の距離を通勤、森脇さんは2年前に周南市に移住。お二方とも、毎日のほとんどを周南市、もっと言えば、キリンビバレッジ周南総合スポーツセンター周辺で過ごしているそうです。そんなお二人に周南市についてお聞きしました。

タイミングよく募集していた体育協会の職員

子どもの頃からスポーツに親しみ、一度は別の仕事に就いたものの、やっぱりスポーツ関連の仕事がしたいと周南市体育協会に転職したお二人。周南市体育協会を選んだ理由を尋ねると、驚くことにお二人とも「たまたまタイミングよく求人があった」と言います。

守田

「いろんなスポーツに関わりたかったので、体育館の施設管理の仕事を探していたんです。そこで見つけたのが周南市体育協会のスタッフ募集でした。徳山高校に通っていたので周南市はいわば第二の故郷。これもご縁だと思いました。」

森脇

「私もスポーツに関わる仕事がしたいと転職を決め、その時にタイミングよく周南市体育協会のスタッフ募集がありました。祖母の家が周南市なのでゆかりがないわけではなかったですし、山口県の中では都会というイメージがあったので、移住することに決めました。」

二人の職場「キリンビバレッジ周南市総合スポーツセンター」でインタビューを行いました。

高校3年間の青春を捧げた周南市

下松市の実家から徳山高校に通っていた守田さんに徳山高校を選んだ理由を聞いたところ、恩師の言葉が大きく影響していると教えてくれました。

守田

「小学生の頃から教わっていたハンドボールのコーチが徳山高校出身なんです。ずっと『徳山高校に入学してインターハイに行きなさい』と言われ続けていました。ほぼ洗脳です(笑)。もちろん理由はそれだけではありません。教員免許が取りたかったので、大学進学を見据えて徳山高校を選びました。」

そう話してくれた守田さん。高校の2年生の時、本当にインターハイ出場を果たしているのには驚きです。

守田

「インターハイに出場したことで初めて夢が叶った瞬間を体感しました。努力していれば、夢は叶うんだなって。『徳山高校に行きなさい』とずっと言い続けてくれたコーチのおかげでもありますね。山口県は、県内にハンドボール部が少ないのですが、全国的にはすごくレベルが高いんです。昨年も市内の徳山商工高校がインターハイで春夏連覇していますし。思いっきりハンドボールをさせてくれた周南市には、本当に感謝しています。大学からはラクロスに転向しましたが、今でもハンドボールは大好きです。」

高校時代の思い出の場所は、毎日往復した通学路と、現在の職場でもあるキリンビバレッジ周南総合スポーツセンターだそう。

守田

「キリンビバレッジ周南総合スポーツセンターでは、試合に負けて涙を流したこともあります。これまでの人生で3番目くらいに悔しかったな〜。よく通っていたお店は、JR徳山駅前商店街にあるガネーシュというカレー屋さん。部活がお昼までの土日は食べに行ってました。まさに青春の味ですね。」

キリンビバレッジ周南市総合スポーツセンターは守田さんの青春がつまっています。

目標は周南市に家を建てること

お次は2年前に周南市に移住してきた森脇さんに、現在の暮らしぶりを聞いてみました。

森脇

「何でもそろっていて暮らしやすいまちです。広すぎないし、狭すぎないし、とっても穏やか。山も海もあって、働く場所もちゃんとあって、申し分ないと思います。ただ、生活圏がキリンビバレッジ周南総合スポーツセンター周辺なので、別のエリアだと不便を感じることはあるかもしれないですが。」

森脇さんは、ふらっと立ち寄ることができるカフェが充実しているのも周南市の魅力と言います。そして、周南市以外では感じたことがないという、人の印象についても話してくれました。

森脇

「移住後、仕事を通していろんな人に出会ってきましたが、皆さん、『周南市を良くしよう、明るくしよう』と真剣に取り組まれている方ばかりです。みんな自分のまちに愛着があって、誇りがあってイキイキしています。そうさせているのは、周南市自体が新しいものを取り入れることに対して前向きだからじゃないかと思います。工業が発達していて、たくさんの方を受け入れてきた歴史が、変化を恐れない風土を育ててきたんじゃないでしょうか。」

森脇さんは周南市に移住して、すっかり魅了されています。

そんな森脇さんは、将来、地元・山口市ではなく、周南市に家を建てて、住み続けることが夢と言います。

森脇

「居心地がよくって完全に魅了されていますね。仕事もプライベートも充実しています。ただ、街中に土地を探すのは大変そう…。心配な点はそこだけです(笑)。」

守田

「私も周南市でずっと働き続けたいです。周南市は体育館や野球場、陸上競技場など施設が充実していますし、スポーツにちゃんと向き合っているという印象があるので、スポーツ関連の仕事がしたい私にとってはぴったりのまちです。」

 

現在、周南市体育協会の一員として、スポーツの魅力発信や女性のスポーツ環境の向上に取り組むお二人に、周南市に望むことを聞いてみました。

 

守田

「キリンビバレッジ周南総合スポーツセンターへの交通手段がもっと充実したら嬉しいですね。都会だと駅直結のアリーナとかありますから。」

森脇

「確かに。バスの本数が増えるだけでも随分違いますよね。通いやすくなれば、高齢者の方がもっと運動できるようになり、健康寿命が延ばせそうです。」

守田

「日頃の業務と女性スポーツ委員会の活動と並行して、市民にとってのキリンビバレッジ周南総合スポーツセンターの敷居を下げるため、私たちにできることをしていきたいですね。」

誰でもスポーツに親しめる周南緑地が二人の職場

好きな景色は鹿野の漢陽寺・徳山駅前の冬のイルミネーション

最後に、お二人に周南市で好きな景色を聞いてみました。

守田

「私は周南市の山間部に位置する鹿野地区にある漢陽寺です。仕事で出会った方に、『紅葉シーズンは絶対行くべき!』とおすすめされて知りました。初めて足を運んだ時、あまりの美しさに驚きました。それからほぼ毎年秋に訪れています。」

森脇

「私はJR徳山駅前の冬のイルミネーション。ここまでの規模のイルミネーションは今まで住んでいた地域では見たことがなかったので、本当にきれいで感動しました。ただ、22時の消灯の瞬間を見ると寂しくなります…。急にバン!って消えるので(笑)。」

 

守田さん、森脇さんに周南市についていろいろとお聞きしましたが、お二人の言葉からは周南市への愛が感じられました。これから、周南市のスポーツの推進はもちろんのこと、まちの魅力の発信にも力を発揮してくれそうです。

04.関連リンク

記事:藤井 香織 / 写真:川上 優
執筆時期:2022年3月

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